そのあとなんだけど、家に戻ってコーヒーを飲んで、海外ドラマを1話観た。
散歩がてら出かけて、鴨川を散歩しつつ三条まで出かける。秋物の服を買って、喉が渇いたので六曜社でコーヒーを飲む。
大学生ぐらいの、おおよそはじめてバイトをしたような女の子が接客をしている。
冷水をボトルに足す際、彼女は洗い物をしている少しばかり年上の女性にその継ぎ足しを頼んだ。カウンターの奥は狭い。
そうすると、いつもいるマスター(?)に注意をされる。曰く、(冷水を足すのは)自分でやったらいいからね、と。
その後、ちょうどシフトの入れ替わり時期で、洗い場にいた女性は上がり、年配の女性が入ってきた。新人の女性は洗い場に移動し、食器を洗いはじめる。しばらくして、年配の女性が冷水を足すように彼女に頼む。彼女は黙って水を足した。
僕はその光景がなんだかおかしくて、いやしかしおかしくなくて、仕事とはそういう一見理不尽で、しかし尊いものなのだなぁとかよくわからないことを思って、若い彼女に無言のエールを送った。
店を出て本屋をぶらついた。本屋をぶらつく楽しみは、おそらく自分に向けられない本を見ることで、女性向けの人生指南本なんかをめくるのは楽しい。しかし最終的にはいろいろと見た末に釣りの本を買った。
基礎と上達がまるわかり! 海のルアー釣り 完全BOOK (コツがわかる本!)
京阪に乗ると、直近に丸太町にとまる電車がなかったので、やりすごして出町柳にいった。
百万遍まで来ると、すき家から出てきた男に声をかけられる。大学を卒業してもうそれなりな年数になるので、こういうシーンはめったにないのでびっくりしたが、いつものY野だったのでそのまま飲みに行った。
早々に帰ろうかと思っていたが2,3時間が経ち、不意にもう一軒行くか、もしくは映画が観たくなった。
Y野を誘って、自宅でブレードランナーを見ることにする。初めて会ったがカウンターにいたもう一人も誘って3人で見ることにした。
グレンフィディックをついで、観はじめる。
Y野は、「2つで十分ですよ!」を過ぎたぐらいで早々に寝はじめた。さらに言えば、ラストシーンが近づくと、テーブルの下に潜り込んで本格的に寝転がり始めた。やはりブレードランナーはなんど見ても面白い。
3連休はそうやって終わった。