ミネムラ珈琲ブログ

AI画像Tシャツ屋/ITラノベ著者/さすらいのコーヒー屋/WEBサービス開発チームマネージャーの日記

台風迫る南芦屋で初タチウオ

台風が迫る土曜日、南芦屋にタチウオ釣行にいきました。

僕はとにかくタチウオが釣りたかった。1年ぐらい前に釣りをはじめて、アジ、サバ、メバル、キス、などなど小物は卒なく釣るようになってきたものの、デカくて派手な釣果はない。ボラはデカかったが、派手かというとどちらかというと残念だった。

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そういう中でタチウオを釣りたかった、陸から釣れる中ではデフォルトでもでかいサイズ。シャープなフォルムと凶悪な顔だち、しかもうまいと聞いている。タチウオを釣る、これが今年の目標だった。

やっと釣れた…嬉しすぎる…

結果がこの笑顔だ。

釣りが趣味でない人はあとは料理編だけ読んで下さい。

釣行編

釣れたのは19時半ごろ、その日のメンバーが全員1匹以上確保する中、わりと辛くなって心が折れてた頃合いだった。仕掛けが悪そうと友人が道具を貸してくれたところ、アタリを感じ始め、あっさりゲット。

タチウオのあたりはアジなどの小魚がピクピクとした振動とともに引いてくるのとは全く違って、グッと重たくなってリールを巻く手が違和感で止まる。慣れていないと慌ててしまう。例に漏れず完全に慌てたけど、なんとかフッキングして釣り上げた。

周りの釣果で言うと、「釣れている人は釣れている」ぐらい。隣の夫婦の女性はそれはもうむちゃくちゃに釣りまくっていた。うちのメンバーも全員が1匹以上確保した。どこも釣れているのはゲッター使っているか、ワインド、一部ジグ。ウキ釣りは釣れているところを見なかった。流れが結構強かったので、ウキが沈むのは誰かのゲッタールアーが引っかかったときだけだった。何度も投げ直すので、ウキ釣りなのに疲れそうだな・・・と傍で見ていた。

僕にアタリがなかったのはワイヤーリーダーのせいだろうというのが大筋の見立て。噛み切られるのを覚悟でフロロカーボンでやるべきだった。

ちなみに15時の明るい頃からもボツボツ釣果は出ていた。この時間はかなり底のほうでたまに引っかかってくる程度。

ちなみに15時前についた頃は完全にサゴシが暴れていた。

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見えにくいかもしれないが水面は小魚が大量に逃げ回っていたし、そもそもサゴシも跳ね回っていた。しかし、サゴシを釣れている人は見かけなかった。

16時を過ぎた頃から、早くも時合いが来た。ナブラがたって、周囲がひとしきり釣れた(僕だけ釣れなかった)。棚は表層付近に移ってきて、かかるのは手元近くまで巻き戻してきたときが多かった。その後はやや落ち着いたが、継続的に釣果が出るぐらい。僕が釣った時間は落ち着きがでてきて、もうそろそろ時間としては終わりかなというぐらい。夕マズメも日が落ちるのが早くなったのと連動してだいぶ早くなっているなあという印象。

運が良かったと言うべきか、選択が良かったというべきか、台風を前に人がいつもより少なかった。最も混んでいたタイミングでも、流れが強い前提でもどこかしら入れる場所はあるぐらい。

次回は自分のタックルで釣りたい。そのためには糸の結びに慣れる必要がある(ついついラクなワイヤーを選択してしまう)。とりあえずFGノットのアシストを買う。

天気と装備編

天気は恐れていたほどではなかった。風はほとんど気にならない程度。雨は7割型は小雨からポツポツ程度で収まる範囲。途中、時合いの時期とも重なっていたが1時間ほどそれなりの強さの雨が降り続いて、対雨装備が不十分だとこのタイミングで体を濡らして寒さに震えることになった。撥水の服でも、中途半端だとダメだった。

僕の服は冬にワカサギ釣り前に買ったもののタウンを外したパーカー。

小雨はいつもほぼ完全に弾いてくれている。今回の雨ではパーカー表面の生地がうっすら濡れてきて冷え始めたのだが、中のシャツまで濡れることはまったくなくて、僕は対雨装備が十分で耐えきれた側の人間に慣れた。耐えきれなかったら途中で車で休んだりしてそうなので、タチウオは釣れなかったかもしれない。

あとは例のごとく駆け込みで金曜日に会社横の山用品店でゴアテックスの靴を買いました。

サイズがあっていても結構締め付けがきつくて、靴べらなしではまともに履けない。ウールの靴下履くと、試着時よりいっそうきつくて、少々失敗したかなと言う感じもあったが、立っていたり動き回っている分には問題ない。むしろ翌日まったく疲れが残っていないので、正解だった。あと磯の専門靴とまではいかないが、滑り止めもかなりしっかりしている。足元は全く濡れず、ズボンもモンベルのオーバーパンツ*1履いてたので無事。結果的に全身無事だった。防水は活動時間に直結して、釣果に多大な影響を与える。

料理編

大漁といっていい

9匹ぐらいだろうか。1匹あたりのボリュームも考えると、かなりの量がある。

これが「釣って楽しい!食べておいしい!」なんてチープなキャッチコピーをid:shimobayashiさんが口走ってしまうぐらい、それはもううまかった。

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なんといっても刺し身。タチウオは鮮度要求が厳しいので、刺し身にあやかれるのは釣り師の特権に近い。スーパーで買ってもこうは行かないのではないだろうか。

コリッとした身の食感、だが決して食感だけをウリにするものではない旨味がある。そしてタチウオといえば皮。一枚の刺し身でも身と皮の別種の味が調和して複雑な味わいを奏でる。甘めの刺身醤油がうまかった。

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当然炙りもやります。

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身と皮それぞれが変質を遂げる。皮は香ばしさを獲得、身は柔らかく溶けるような食感に変わり甘みがぐっと増す。醤油もいいが、ポン酢があう。炙りと生、どちらのほうが良いというわけでもなく、それぞれを楽しむのがいい。

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塩焼きはやや時間を短く、柔らかめに仕上げてもらった。フワフワとして甘くてうまいし、やはり皮がうまい。少々小骨が多いのが難点ではある。

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アラ汁。顔が怖い。しかし頬肉うまい。ガツガツ小魚食って運動しているだけのことはある。

まだタチウオのシーズンは続く。楽しみでならない。

*1:ちなみに僕は身長低いのでレディース使っている