ミネムラ珈琲ブログ

AI画像Tシャツ屋/ITラノベ著者/さすらいのコーヒー屋/WEBサービス開発チームマネージャーの日記

焼き肉によるアンガーマネジメント

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数日前にちょっと、いや控えめにいってもそこそこイライラすることがあったのだけれども、昨日の昼に至って頭の中が焼肉に支配されている。

網の上で油を滴らせながら焼ける肉。吹き出す煙。重たいジョッキに注がれたビール。そういうビジョンが明確に浮かんでいる。

だいぶ以前にもイライラした時に、牛乳を飲むという対策でそれなりに効果を出していて、そちらの方がお行儀がいいのだけれども、今のぼくはそういう気分ではなくて野蛮に肉を噛みちぎってビールを煽ることによって怒りを抑制したいと思っている。

まだ食っておらず、どうやって焼き肉を食うかを考えて生きている。

熊野寮と公安警察と子供の司法教育

朝、パンを食べていたら熊野寮からメガホンの大声が聞こえてきた。聞いているとどうも公安が来ていることに抗議しているようだ。時々来るものだが、いつもとちょっと雰囲気が違う感じもある。

会社に行く途中に前を通ると、入り口から離れた両脇には重装の公安(?)、入り口には通常の警察官がいて、寮の入り口は寮生が塞いで抗議をしていた。

通っている途中に聞こえた範囲だと、定期のガサ入れではなく(とは言ってなかったか)寮生でも京大生でもない人物の微罪の逮捕事案で、公安がおまけについてきたことの抗議の主張だった。警察側の言い分は聞こえていないので妥当性はわからない。気になる人は調べると良いと思う。

それは別にいいんだけど、その後交差点で隣にいた母子の会話がとても良かった。警察は何をしに来たのかと聞く子どもに対して、「警察が悪いと思っている人を捕まえに来たんだよ」と「思っている」を強調して説明していた。

「警察は悪いと思っているし、その人は悪いと思っていないかもしれない。両方のおはなしを聞いてみないとわからないねー」と言っていて、この光景をもとに刑事司法制度の根幹を子どもに自然な形で伝えており、とても良いなと思った。

ぼくは、それはともかく暑苦しい武装をして初夏の歩道に詰めている公安、大変やなと思っていて、警察側が過剰なことには同意している。

健康診断の手違いで待たされ続け、『アリ語で寝言を言いました』を読破しかける

健康診断シーズン、緊急事態宣言は出たが今年は特に延期などはされず通常営業。

9時頃ついて、測定系の検査をサクサク通る。コロナで待たさないように頑張っているのかも知れない。心電図、レントゲンと終わった後、めずらしく別階に誘導される。

念の為と持っていたkindleで昨日の夜に少し読み始めた『アリ語で寝言を言いました』を読みすすめる。アリの研究者による新書だけど、タイトル通りアリの言語研究に没頭したはてに、娘に寝言でアリ語を聞かせてしまう。

娘が「お父さん」と起こそうとしたとき、寝ぼけながら「キュキュキュキュ、キャキャキャキャ」と答えてしまった

キノコを栽培するハキリアリの社会を中心に、かなり勉強になることが多かった。良書だ。新書なのでアリのことを語りつつ、人間社会への内省を促す感じ。

ところで著者の村上さんの師匠の東先生が気になる。

東先生がどんな方かを説明すると、風貌は西郷隆盛というか、いまはなきイラクの暴君ことサダム・フセインというか。日本人離れしていて、パナマに行こうがオーストラリアに行こうが、アフリカに行こうが、どこでもほぼ現地の人にまちがえられる。逆に成田空港では日本人に見られなくて、外国人レーンに並ばされることもあるという。  先生とのエピソードはたくさんあるのだが、正直、文字にできることが限られるかもしれない。比較的、穏やかなエピソードに、東先生はものすごく髪の毛が硬く、理髪店で散髪するとき、普通のハサミで切ると刃こぼれしてしまうほどの剛毛だということがある。  あるとき、「村上~、おれ、一日中足の裏痛かったんだよ!」と言うので、「どうしたんですか?」と聞くと、「まつ毛が足の裏に刺さってた!」と。まつ毛が足の裏の皮膚を貫通するくらい硬いの

こういうときはちゃんと写真を確認しておきたい。

noah.ees.hokudai.ac.jp

思ったより温厚な顔立ちをされているのは退官時の写真だからだろうか。若いときはもっとやばい感じだったのかも知れない。

それはそうと読み進めていてもいっこうにぼくの名前が呼ばれない。1時間ぐらいは待っている気がする、とおもってしばらくするとたぶん2時間近く待っている。結局そのまま当該の診察室から呼ばれることはなく、代わりに後ろからやってきた事務方っぽいスタッフの人に呼ばれ、案内を間違えていたことを詫びられる。

そこからはとにかく優先で案内しますとその事務方のひとが概ねつきっきりで診察・採血・バリウム・超音波等がサクサクすすんだ、といってもすでにフロアはガラガラで、通常通りまわってもさほど時間は変わらなかったように思う。

病院的にも厳しいミスだったらしく、どこにいっても平謝りで、最後は帰り際、ぼくを誤って案内したと名乗るスタッフがわざわざ謝りに来てくれた。

ぼくはというと、待たされはしたものの、アリに対する知識も深まったのでまあいいかぐらいに思っていた。アリはすごい。

育休から復帰した

11月の下旬から育休に入っていたのですが、今週からフルタイムに復帰しています。

年度替わりでいろいろと事始めの準備もしないといけないのですが、上司が退職したり職能組織の同僚が退職したり温めていた企画が通ったりその他もろもろ仕事が増える事情が同時多発的にやってきて大変なかんじになっています。

しかも育休終わったからといって子供がいなくなるわけでもない。出勤前ものんびりはできないし、定時になったら即帰宅しないといけない。結果として帰宅してからめし食ったりシャワー浴びてからまた仕事みたいな日々が復帰初日から毎日続き、さすがに金曜だけはとささやかな抵抗で定時1時間前に自主的プレミアムフライデーを宣言して退勤してみたものの、よく考えたら会議続きで昼休み放棄してたし朝も早くに出勤してたので所定労働時間オーバーしてるし全然プレミアムじゃない。

そういう感じで楽しい2021年度を過ごしています。

kakuyomu.jp

ハードワーク・ハードライフ

11月下旬から育休をとっているが、はやいものでもう復帰まで1か月を切った。育休の目的は育児自体というよりも、子供がいる前提で生活していく訓練にある。

ちなみに育休と言いつつ、週に1回ほどは仕事をしている。いよいよフルタイムの仕事復帰が近づいてきたので、この週1の仕事が週5あったときにどのように暮らせばいいかを念頭において練習していく。

まず、家においてぼくがやらねばなり立たないのが以下になる。

  • ゴミ出し
  • 雨が降らない限り基本毎日の洗濯
  • 子供の沐浴~ミルク~寝かしつけ(共同)
  • 深夜のミルク

なお、ぼくの仕事は基本10時から19時。IT業界では天然記念物かとおもうホワイトっぷりなので、残業が前提になったりはしていないが、これまでは裁量労働謳歌してきた。つまり日中のんびりしてみたり、興が乗ったので夜中まで仕事をしていたり、そういう暮らしぶりだった。これからはそういうわけにもいかない。

さらにいえば残業が前提になったりしないとか言ったのは直近の個人的な状況を加味するとウソになっていて、4月以降のもろもろの状況を加味するとはてなに入って以来のハードワークに突入するのが目に見えている。

そういう状況を踏まえて、今週二日あった仕事の日を以下のように生きた。

7:00-8:30ごろ 起床。パンをトースターに放り込み、洗濯機を回す。パンを食いながら新聞を読み、はてなブックマークをみる。着替えてゴミを捨てる。ミルクを作る。お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。子供のオムツを換えて、ミルクをやる。ちょっとだけアプリで中国語の勉強をする。

7時に起きるのをデフォルトにしようとするなんていつ以来だろうか?最近は早くて8時、遅ければ9時半まで寝ている。実際には両日とも10分ぐらい8時半を超過したし、ミルクをやるのは途中で妻にバトンタッチした。

8:00-9:00 歩いて通勤。

自転車でいけば早いのだが、体がなまりがちなので運動時間を確保することにした。しばらくして妻が仕事に復帰すると、保育園に送る工程が組み合わされてくるだろう。

9:00-19:30 仕事。歩いて帰宅。

9時に出勤する必要は全くないのだが、子供の沐浴までに帰ることを考えると後ろに伸ばすよりも前倒しておきたい。

19:30-22:00 子供の沐浴、ミルクをやって寝かせる。妻とドラマを見ながら晩飯。少しのんびりしてシャワーを浴びる。

月齢的には子供と一緒に風呂に入るほうが多数派のようなのだが、どう考えてもそうするメリットが理解できなくて限界まで沐浴形式にしている。わりとすんなり寝てくれるので助かっている。

22:00-25:30 コーヒーを淹れて仕事の続き。終わったらソファーでぐったりしてウィスキーを飲みながら頭を使わない映像を見る。寝ていた子供にミルクをやる。オムツも換える。その後就寝。

生活の都合を考えると、残務が発生するとここに突っ込むしかなくなる。実際今週は両日ともそうなった。

このように暮らしていけば、大変そうな今年の仕事も乗り切れるし、育児もやっていけるだろう。二日できたのでひとまず自信がついた。

それはそれとしてワークライフバランスとはなんなのだろうか?もうちょっとおだやかでうどんを打ったりスパイスカレーを作ったりするのがバランスに思える。直近の生活はハードワークになりそうだし、そのハードワークがなかったとしても子供のいる暮らしはなんというかハードライフという感じだ。ハードワーク・ハードライフ。ファックワークライフバランス