映画館で声を出して笑ってしまった。
白石監督は『怖すぎ』シリーズで知っていて、もはや期待しかなかったけど、全く期待を裏切らないエンターテイメントになっていた。
見ながら思ったのだけど、このvs構図は完全に格闘番組のソレだった。以下少しネタバレを含む(でももうタイトルだけで想像できる範囲だと思う)。
大まかな構成として、
貞子パート→伽椰子パート→貞子パート→伽椰子パート→(中略)→貞子vs伽椰子
という流れで、そもそもリングも呪怨も見ていない人でも、両者がどういう存在なのか、どうやって人を殺すのか、ということが解説されていく感じで、最後に二人がお互いの呪いをぶつけあって(主に物理的な意味で)終わるのですが、なんかこう完全に格闘番組の構図なんです。
解説者「赤コーナー!サーーーダーーーコォーーーーーヤマーーーーーームーーーーラーーーーー!!!……そのビデオを見たものは必ず死ぬ。神出鬼没の超能力者。必殺の武器は長い髪の奥から覗くその目!!見たものは、誰も助からない!!」
みたいな感じで選手入場。貞子はトリッキーな動きで敵を翻弄するテクニック寄りなプレーヤー。
一方、伽椰子は残忍なパワープレーが持ち味、来るべき決戦の日に向けて荒ぶる闘志を近隣住民に出し惜しみなくぶつけていく。
伽椰子「待ってろサダコォ!!テメエもすぐこうだ!!(近隣住民の首、スポン!)」
俊雄「ミャー!!(近隣住民の首、スポン!)」
ラスト30分。伽椰子の住む呪いの家で、呪いのビデオが流される。ついに戦いのゴングが鳴る。
そしてソッコーでビデオに吸い込まれた俊雄。ココで耐え切れずに笑いました。
その他も『怖すぎ』ファンへのサービス的な要素も多くて、エンディングテーマの聖飢魔IIもサイコー。
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