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Amazonプライムでずっとウォッチリストにいれたまま塩漬けにしてたのだけど、ふいに思い出して見た。
ゾンビ要素は薄いが、ちょくちょく緊張感を煽るシーンは入ってきて良い。グロやホラーが苦手な人にもおすすめできる*1。むしろ愛をテーマにした映画だといっていい。
少し話は変わるけど、匿名ダイアリーで何度も同じ映画を見るのは普通じゃない、という話をしているが、投稿者の映画の楽しみ方は不幸だ。
映画の面白さというのは見る人の視点と映画の間にある。
ゾンビ・リミットのざっくりしたストーリーはこうだ。世界観としては、ゾンビウィルスの流行が過去にあったが、世界は壊滅しておらず、一部の感染者は毎日の投薬を受けることでウィルスの活動を抑えている。彼らはリターンドと呼ばれている。
主人公はリターンドを治療する病院に勤める女医。彼女の恋人はリターンド。リターンドは一部の人々から迫害されていて、、治療薬は枯渇が心配されている。
そういう話なんだけど、ぼくは自分がこの恋人の立場におかれたら?と考えながら見ている。人によっては主人公の立場になって考えているだろう。リターンドの子供の父親に自分を重ねる人もいるだろう。リターンド反対派の気持ちを考えている人もいるかもしれない。
もう少し本音を言うと、ぼくはこの映画にいまいちノレなかった。いまのぼくでは、リターンドとして具体的に思い浮かべる愛する人はいないからだ。
だからぼくはこの映画をまたいつか見ると思う。そのうちまた愛する人ができたときに。
ぼくはそういうふうに映画を楽しんでいるので、同じ映画を何度も何度も見ている。