昨晩は同僚たちがやっているDJイベントに行っていた。
ひとしきり盛り上がって、入口付近で何人かと喋っていると、男が一人入ってきた。
「DJイベントやってるんですか、何目的ですか」と聞かれて、DJをつとめている同僚は「DJです」と答えたのだが、「お兄さんは何目的ですか」と聞かれて困った。実際の所とくに酒を飲んで盛り上がりたいだけなのだけれども、格好がつかないので「出会い目的です」と答えておいた。
男は目を輝かせて「僕と同じですね」と言っていたが「女性が少ない」と悲しげだった。
人が多いけど女性もいる旨を告げて、ビールを2本買ってそちらに行くよう促した。
彼は本当にビールを2本買って歩いていき、2分後ぐらいに戻ってきて、我々に1本ビールをくれた。
目的があるということは尊いことだ。