理不尽なこと、つらいこと、納得のいかないことが続く。
仕事や身辺のことではない。生活には満足している。社会に絶望している。一時的かもしれないし、もうだめかもしれない。目を瞑って、周囲に満足して生きればいいのか。
一人でカウンターの隅に座って酒を飲んで飯を食った。バンドは陽気で店内は熱気にあふれていたが、黙々と本を読んでいた。申し訳ないがそういう気分ではなかった。
なぜこんな時にこんな本を持ち出したのかわからない。一年ほど前に友人にもらった。タイムリーなような、そうでもないような。

- 作者: 中村文則
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/10/16
- メディア: 文庫
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これ以上、社会が僕にとって居心地の悪いものにならなければいいのだが。あるいはそうしていこうという気持ちになれるといいのだが。