ぼくは基本的にはゾンビものが好きなんだけど、いまたまたま吸血鬼ものに触れていて複雑だなと思っている。
槻影さんの新作。むっちゃ面白い。最新話を追っかけている。
おもしろさとは別に吸血鬼弱点の面白さに気付かされている。吸血鬼って弱点というと銀とか杭を心臓にとかそういうイメージ。それだけだとヘッドショットのゾンビとさほど変わらないと思うんだけど、吸血鬼伝承にはもっといろいろあることに気付かされる。
- 流れる水の上を渡れない
- 招かれていない家に入れない
このあたりはとにかく意味不明な弱点でいい。アメリカの映画やドラマに出てくる吸血鬼はこういった弱点描写は極めて雑。BLADEはウェズリー・スナイプスがかっこよすぎる名作だけど、紫外線、銀、にんにくみたいな科学的に説明が付きそうな弱点以外は無視される。PREACHERのキャシディに至っては太陽以外これといった描写はない。それはそうとラストシーンのキャシディはよかったですね。
吸血鬼すぐ死ぬはただのギャグ漫画でお前ら別に吸血してないじゃん。なんだよ吸血鬼野球拳大好きとかY談おじさんとか、性癖博覧会じゃん。しかし意外と招かれていない家には入れないとかそういう描写も入ってる(たぶん途中で無視してそう)。それでも「マメを数えてしまう」みたいなマイナー特性にも触れてきていた。
難儀だと思う。