来月頭に市長選挙がある。京都市の市長選挙の投票をするのははじめてだ。2008年のことは大学で仲間内で喋っていたのをなんとなくおぼえているが、当時は住民票が実家の大阪にあったので投票はできなかった。余談だけど新聞でデカデカと門川現市長が笑顔でトイレ掃除をしている写真が現れてオイオイオイオイと思った*1のと、今回も出馬している村山議員が敗退して頭を丸めていた*2のをおぼえている。というかその2つしかおぼえていない。
それで2016年に京都に戻ってきてのはじめての選挙になる。あれから12年経ったが、3人中2名の候補者が2008年ときにもいたので既視感が強い。
さて誰に投票すべきかというのを考えると難しい。これは台湾の大統領選挙とかに気持ちが似ているのかもしれない。同居している彼女は台湾国籍なので先日の選挙の際は国に帰って投票をしていた。投票前数ヶ月は度々選挙の話をしていた。それは国の情勢の問題もありつつも、大統領を直接選ぶ直接性が少なからずあるのだと思う。
今回の京都市長選のことを考えていると、国政が政党ベースでだいたい選んでいるのとちがって、とにかく人のことを見て選ばないといけないやつだなと感じている。それは個々人の政策・マニフェストを見て選ぶとか単純な話ではない。マニフェストを果たせる実行力があるのかとか、そもそもすぐ反故にするような人間性ではないのか、という個人の誠実さも問われるし、市という大規模組織のマネージャーとしてのマネジメント能力があるのかという話もある。府や国をはじめとした外部との調整・交渉能力も見ないといけない。
こんなものを選べというのは明らかに大変で、マニフェストや過去の履歴をまる1日かけて予習した上で1人1時間ぐらいの面接でもやらないと満足な選択はできない。ちなみに演説を聞きに行くのとかでは面接の代わりには当然ならない。
限られた情報でやるしかないんだけど、大変だなと思っている。