夜1時頃、酒を飲んで帰ってきた。部屋に入ると、突然リビングの電気が消えた。リビングというか全て消えた。困った。
スマートフォンを懐中電灯に、とりあえずブレーカーを確認する。落ちてなさそうだが、一度上げ下ろしする。当然なにもかわらない。
問題の大きさを把握したいので、部屋を出てマンションを確認すると灯りがついているがなんか暗い。エレベータすら動いていない。どうやら灯りは非常灯で、マンション自体も電気が落ちているようだ。
なんか停電してビルのエレベーターも止まっていて、どうしたらいいんだ
— ミネムラ珈琲@ITラノベ『転生したらスプレッドシートだった件(技術評論社)』著者 (@minemura_coffee) 2020年3月10日
管理会社に連絡しようとするが、真っ暗なので電話番号探すのに苦労する。かけたのはいいがつながらない。
次に関西電力に電話。ちなみに停電情報が掲載されていないのは確認していた。状況を説明すると、ブレーカー上がってても電気つかないのは事案らしく、行くからまてと言われる。1−2時間。時刻は深夜1時。つらい。
そんな電話のさなか、部屋の外が騒がしい気がしたので外に出てみると、マンション住人が数人ちょうどいて、情報交換していた。1人の方が管理会社の24時間対応の電話にかけてくれていたようで、そちらはすぐ来るとのこと。関電にそれを伝えたが、管理会社がこようが電気通ってないのは異常事態なのでとにかく行きますというテンションだった。
上着を着て、数人でマンションの外に行く。なぜなら誰かやってきても、インターホンもオートロックも動かないから。そうすると、うちのマンションだけじゃなく、数棟が停電していることがわかった。近隣住民、近くの工事の人、警察などがうろうろしながら情報交換し、うちのマンション住人的にはマンション個別の問題じゃないから、解散して各自家で待ちましょうということになった。やってらんないなと思って寝支度を整えたら、ちょうど電気がついた。諦めていたシャワーを浴びたりしてから寝た。
翌朝気づいたけど、あと30秒帰宅が遅かったら、ぼくは1時間ほどエレベーターに閉じ込められていた。これは不幸中の幸いだった。