ゆきのくんに例のごとく何の補足もなく勧められて買っていた本。先日の『天才感染症』といい、現代生物学系感染SFばかりになっている。
積ん読にしている間に、『中国・SF・革命』を読んでいたら、ちょうどankの著者の佐藤究の短編も入っていた。
これが面白かったので、そういえばと読み始めて一気に読んだ。京大をでて、右京区に住んだり左京区にもどってきたりしている身としては、霊長類研究所の実在の研究者の名前やら、サンサ右京やら、全体的にとても馴染みがあって読んでいて楽しい。
霊長類、類人猿からホモ・サピエンスへの進化の謎がテーマになっているのだが、ぼくにはこれを特別興奮して読める理由があった。
ついこの間、PS4でアウストラロピテクスをホモ属に進化させたばかりだ。表題にあるミラーリングからナックルウォーク、原始的な石器や槍など「はいはい、わかるわかる〜」と思いながら読める部分もあり、とてもよかった。
あとでも先でもよいが、ぜひ、『Ancestors』のプレイとあわせておすすめしたい本だった。