ClubHouse、めっちゃハマっているということはないけどちょいちょい使っている。昨日は雪野くんとNetflixかAmazonプライムで見れる映画・ドラマについて語る会をやっていた。
もともと水曜日ぐらいにテストでしゃべってみていたときに雪野くんが「Netflixをアプリで見ていても、あんまりおもしろいやつが探せない」ということを言っていてぼくもそうだと思った。話題の作品とか新着とかは出るんだけど、配信が古いものは流れてしまってみるきっかけというか探す方法がない。
とりあえずお互いのおすすめを見たうえでそれについてしゃべりましょうということにした。僕の宿題はポンジュノ作品二つ。
https://www.netflix.com/jp/title/81221938www.netflix.com
雪野くんの宿題はぼくのお気に入りドラマフリーバッグ。
当日はプログラムを決めたわけではないけど、それぞれの宿題について30分ずつぐらい喋った。
フリーバッグについて、雪野くんのフォーカスはシーズン2と観客に語り掛ける独特の形式の話になっていた。いわれてみると確かにあの形式は独特なんだけど、Mr.Robotあたりと並行してみていたのでぼくはあんまり気にしていなかった。しかしMr.Robotのアレとは少し違う。
あとはフィービー主演で脚本のフィービー・ウォーラー=ブリッジが007にかかわるらしいというところから大きく脱線して、スカイフォールで悪役が語るネズミの話に及んだりした。
ポンジュノ2作品については、そもそもぼくがなぜ見てこなかったかという話から。ニュースやブログの批評でよく見ていたし、その流れで『韓国 行き過ぎた資本主義』とかも読んでいたんだけど、そのなかで社会派全力映画という印象がつきすぎてしまって、見るタイミングがつかめなくなっていた。
韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩 (講談社現代新書)
- 作者:金 敬哲
- 発売日: 2019/11/13
- メディア: 新書
見てみて思ったのは、その印象でパラサイトは損をしているのではないのかということ。これ、エンタメとしてめちゃくちゃもしろいやんけ。
特に好きなのは普通の人たちのダサいアクションをやけに美しく撮っているシーン。パラサイトでいえば地下の家族と半地下の家族が争うシーン。オクジャでいえば動物愛護団体が地下でオクジャを守るシーン。とてもいい。
とはいえ最終的にはパラサイトは結構つらい話なので、最後まで笑ってみていいのかという話になる。パラサイトの終わり方は、家を手に入れる夢は実現不能な夢でしかない感じだし、オクジャはオクジャが救われている分希望はあるが、スーパーピッグたちは屠殺されてしまう。
笑えるけど悲しいという意味では今回はフリーバッグも含めて全体そういう感じのチョイスになった。局地的には笑える、しかし全体としては悲しい。笑っていいのかわからない。そんなお題の一日だった。
やはり映画やドラマについてしゃべるのは楽しい。脱線や新しい視点の発見がある。ClubHouseでやっていて、ふらっと人々が聞きに入ってくれるのも面白い。基本的には二人で好きなようにしゃべればよいという会ではあるけど、どこまでネタバレを話していいかとかがちょっと気にするところではあるし、ある程度背景や文脈を説明しながらしゃべる感じになったりする。聞いている人にスピーカーに入ってもらったほうがいいかも難しく、今回は話が終わってから少し入ってもらって、それも楽しかった。
次回はぼくの宿題が『イエスマン』、雪野君が『the TICK』。同じく14日日曜日の夜10時にやります。