ミネムラ珈琲ブログ

AI画像Tシャツ屋/ITラノベ著者/さすらいのコーヒー屋/WEBサービス開発チームマネージャーの日記

中古のマンションを近隣で探していたけど、気がついたら新築の一戸建てを買っていた

今日引っ越した。前回の引っ越しから約3年。ここ10年ではおそらく6回目の引っ越し。一般には引っ越し魔の部類に入るが、さすがに次の10年ぐらいは落ち着いて過ごすのではないか。

引っ越しを考え始めたのは去年子どもが生まれたあとぐらい。最長4,5年ぐらいかけてもよいんじゃないかと思って、のんびりやろうと思っていた。

いま住んでいる熊野神社界隈は気に入っているので、前回の引っ越し同様あまり動きたくなかった。あと、戸建てはぼくも妻もあまり興味がなく、ぼくは新築のマンションは割高というイメージが強くて嫌だったし、そもそも近隣にそのようなものは存在しないので、自然と対象は中古マンションということになった。

物件を見るたびに新しい不動産屋と会いたいとは思わなかったので、ネットで見て、左京区中心でやっていそうな不動産屋にその時点での希望や考えていることのドキュメントを添えて連絡した。

1件近所の物件を見に行きながら話を聞いたところ、この数年かけて探す方針は左京区においては悪くなかったようだった。それは、この地域には最低限の規模がある新しいマンションが建つことがめったに無いという理由につきている。まずマンションが建つような土地はほとんどない。小さいマンションなら時折あるが、最低でも70戸程度はないと大規模修繕を乗り切れるものではないということだった。

自然と、出回るのは中古マンションばかりということになる。値段はさっぱり下がらず、築30年も50年も大差がない値段で流通している。値段に差が出るとしたら、サッシなどの断熱性能などの新しさぐらいのもの。

それで今年の頭ぐらいから、ちょくちょく物件情報をもらっては、月に1件見るか見ないかぐらいのペースで中古マンションを見ていった。

あまり焦ってはいなくて、なんなら1年ぐらいは全部見逃してもいいんじゃないかと思っていた。間取りや階があわなくても、マンションの雰囲気はわかるわけだし、1年ぐらいあればめぼしいマンションひとしきりを見れるのではないかと踏んでいた。

実際のところ、内覧をしてもそんなにめちゃくちゃ欲しくなるような部屋はなかった。まずだいたいにおいて、そんなに広くない。子ども部屋が欲しいというだけではなくて、夫婦2人が別々に仕事ができる場所も必要だ。ダイニングテーブルワークはもう嫌だ。加えていえば、家に人を呼ぶのも好きなのでリビングも広くありたい。

そういう希望なんだけど、そのぐらいの広さと間取りがある家は少なかった。3LDKと書いていても、一部屋はリビングとつながった和室だったりしていて、居室としては使えないし、そこを居室にするとリビングは結構狭かったりする。

一部屋、申込みをするか具体的に検討したところもあった。築は古いがそこそこな規模があるマンションの中でもやたらと広い部屋。リフォームのし甲斐もありそう。ただ、高かった。どう考えても相場より高かった。不動産屋からも明らかに高いので自分ならもう少し値下がりするのを待つと言われた。なので見送った。

そんなことで「見つからないね」という会話を秋ごろした。秋ごろというか具体的には9月18日(土)。なんとなく妻とSUUMOを見ていて、戸建ても見てみてもよいのではと考え始めた。スペック的な広さの話でもあるけど、つまるところ「屋上でバーベーキューできるじゃん?」ということに気がついたのだった。それでちょっとその下鴨の家を見に行ってみるかということになった。

勢い不動産屋に連絡したが、すでに商談中ということだった。しかしもう一軒近隣にある家を紹介してくれたので、そちらを早速9月20日(月・祝)に見に行くことにした。2階建てで屋上はないのだが、代わりに中庭がある。バーベーキュー以外にも、アコースティックのライブぐらいならできるんじゃないか。音楽やらんけど。

それで見に行ったがかなり良かった。間取り的な意味では完全に満たしている。2人が在宅ワークができる場所があり、子ども部屋もある。2階に居住スペースが集中していて、1階は生活感を見せないようにしてあるのもよかった。

それらをさしおいても中庭がよかった。このスペースを上手く使うとバーベーキューはおろか週末カフェの再開もできるだろう。他にもいろいろと楽しめそうだ。

www.minemura-coffee.com

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ぼくと妻は事前にネットで見てきた時点で完全に乗り気だったが、もうこれでいいだろという感じになっていた。いつもはぼくらをさほど気にかけずに気ままに売り手側の業者とお喋りしている不動産屋も珍しく熱心にオススメしてくる。これはぼくの主観に基づく感想ではなくて「私もたまには勧めるんです」という不動産屋本人の自己申告だ。

それで家に戻って申込みをしたい旨を連絡した。飯を食ってから不動産屋に行き、申込み書類を準備して交渉を開始してもらう。多少の調整はあったものの9月26日(日)、ATMから2人でちまちまと引き出して工面した頭金を持って契約をした。

そういうわけで当初考えていた「いまの自宅近隣」の「中古マンション」という話はいったいどこに行ってしまったのかと思うが、少し離れた場所の新築一戸建てを買って住みはじめた。

という文章を引っ越す数日前に準備していて、引越し当日に投稿しようと思っていたのだが、それから2日経った。なので冒頭の今日引っ越した、は嘘だ。

何をしていたのかというと、無事引っ越すのは引っ越せたのだが倒れていた。夕食時には寒気がしはじめて、朝方には頭痛、目覚めると下痢。引っ越し疲れでさすがにそこまでないだろうと思っていたが、回復して半日たって落ち着いて考えるとやはり引っ越し疲れかもしれない、なぜならぼくは引っ越しがどうしようもなく絶望的に苦手だから。

とりあえず今日は1日を通じて仕事も生活も良い感じで満足している。

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