今年はとにもかくにも忙しかった。3月までは育休をとっていてわりとのんびりしていたのだけど、そんなことはもう忘れてしまった。
年度替わりでいろいろと事始めの準備もしないといけないのですが、上司が退職したり職能組織の同僚が退職したり温めていた企画が通ったりその他もろもろ仕事が増える事情が同時多発的にやってきて大変なかんじになっています。
ちなみに温めていた企画が通ったというのは、はてなインターネット文学賞のこと。
あと、メインの仕事として春からずっとやっていて、目下佳境of佳境of佳境ぐらいまで来ているのがこれ。
昨年の振り返りではどっしり構えてとか言ってるが、現在のステータスは控えめに言ってへろへろという感じ。なんとか乗り切って一息つきたい。
という仕事で忙しい状況をさらに大変にしたのは家の購入だった。
今の家を申し込んだ9月後半から、手続きや準備に明け暮れていた。土日もたいてい予定はあるし、住宅ローンには特に疲弊した。
こちらについてはまだ片付けや家具の購入が一部終わっていないけど、ひとまず落ち着いたといっていい。家の中で2人リモートワークをしていても干渉しないし、家事も楽になった。いろいろ鑑みても労力に見合うものはあったのではないかと思う。
それで仕事と家のこと以外、つまり余暇になにがあったかというと、もう何もないんじゃないかと思える。
小説も書いていないし、なんならブログもあまり書いていない。流行り始めのClubhouseで雪野くんと映画とドラマを語る会をやっていたのは満足度が高かったが、あれは育休中の余裕があったころだ。
Clubhouseの流行り始めは、それ以外にもスプレッドシートの教科書を書いている武田雅人さんとしゃべれたなども結構よかった。
が、4月以降は本当に何もない。妻と夕食を食いながらドラマを見る時間ぐらいだ。今年は韓国ドラマをよく見ていたと思う。気楽に飯食いながら見れて、二人の好みの最大公約数を実現している感じがある。
いまは調査官ク・ギョンイを見終わったところ。しかしあまり見たドラマについてブログを書いたりできていないのはいまひとつ良くない。1日1話で複数並行で見ているからか、最終回見るころには初めのほうの感想を失っているのかもしれない。
毎年釣りと料理あたりにも言及しているが、釣りは申し訳程度しか行っていないし、料理もほとんどしていない。遠出もしていない。
本もあまり読めていなくて、これは一時期日本発売当初に買ったKindleがボタンを押しても反応しなくなって完全停止していたことにも寄る。しかし一度自然に電池がなくなった後に反応するようになり、例のごとく工場出荷状態にすると復活した。このKindleはもう10年使っていてすごい。注文履歴で調べたところ、2012年10月26日に¥ 12,980で買ったものらしい。大したコスパだ。
あと、酒のことだ。先日、年末のあいさつに馴染みの店に行ったのだが、満席だった。リモートワークなので帰り道とかでもなく、このために出てきたので仕方なく別の店を探す。探そうとして気づいた。近場でほかに行く店がない。なぜならここ3,4年ほど店の開拓をさっぱりしていないからだ。
行く店と行ったら慣れ切った店ばかり。なんなら左京区に戻ってきてからは、ほとんど大学時代に通っていた店に戻ったような状態だ。
ここで帰ったらぼくの飲酒生活はもうおしまいだと思って、なんとか知らないイタリア料理屋に入って酒を飲んだ。ワインがうまかった。うまかったので2杯飲んで、グラッパも飲んだ。いい感じに酔ってから店が開いたと連絡をもらってなじみの店に戻った。
「攻めの飲酒」を取り戻さねばならない。新しい家の近辺のことは何も知らないので新しい店を見つけないといけない。繁華街からは遠くなったが、たまには外に出てやはり店を増やさないといけない。
というかこれは酒に限った話ではない。最近はあらゆることが守りに入っている。仕事も生活も趣味も、これまでの延長線上を順調に歩いていて、新しいことに踏み出せていない。そういうわけで来年は飲酒に限らず、攻めをやっていきたい。そういう気持ちの第一歩で、先日Oculus Quest2を買ったのだ。