1on1で喋っていて気づいたこと。
ぼくは仕事をうまくやる上で、仕組みとかプロセスで解決することにあまり興味を持っていない。チームメンバーがそれをやってくれることに対してウェルカムだし、自分でもそういう解決をしてるんだけど、本質的には興味がない。
例えばチームにおいて1人の特殊な知識や能力で仕事がうまくいっているとする。そうするとその人がいなくなったときにどうすんのって話がよくあって、なんらか仕組みで解決しましょうってことによくなる。
が、ぼくは「別になんもやらなくてもいいんじゃん?」とか思ってしまう。仕事の回し方なんて人それぞれだ。1人の特殊なキーパーソンがいなくなったところで、残った人や新しく入ってきた人が別の特性を発揮して新しい仕事の回し方が成立するものだと思っている。なんなら過去のやり方の再現を前提に引き継ぐみたいなのは下手したら残ったチームメンバーに合わない業務を強制しかねないぐらいに思っている。
仮に自分がチームから離れるとしても、「このように仕事を回していたのでこのようにやってください」みたいなことはやりたくない。なぜなら自分がそういうふうに引き継がれてもすぐに無視して自分のやり方にチューニングしてしまうから。運用方法は参考程度で、どちらかといえばそうなってる事情が情報として渡されるぐらいのほうがいいんじゃないかと思っている。
ぼくはつまるところ、仕事において重要なのはチームを構成する人だと考えている。まず人があるのであって、仕組みやプロセスなんてものは人の集合であるチームにあわせて柔軟に変わるようにさえなっていればいい。仕組みやプロセスを整えることには喜びを覚えないが、チームで人が育つことはとても嬉しい。最近はチームで長く人と付き合っていることが多いので、そういうのがすごく楽しい。
ちなみに上記の話はまったくもってぼくの個人の嗜好でしかない。一緒に働く人に共感してほしいとは特に思っていなくて、なんならぼくの興味がない分、仕組みやプロセスを作るのが好きな人がいたほうが助かったりする。これは仕事論ではなくて自己開示です。