コロナ前は年に1,2回ぐらい妻の帰省に連れ添って行ってところから、かなり久々の帰省になった。久々かつゴールデンウィークということもあって、豪快に8泊9日。
エバー航空の相続争いで生まれたスターラックス航空を使った
スターラックス航空(星宇航空)のことは、前から妻がたびたび話題にしていた。意味がわからないが、台湾におけるANA的ポジションであるエバー航空の相続争いで生まれた航空会社だ。掻い摘んでおもしろポイントを書くと以下。
- 創業者の張國煒はエバー航空創業者の4男、なお上の兄姉は腹違い
- エバー航空張榮發からは後継者とされていて、張榮發死去前にすでに董事長(社長)だったし、なぜか現役機長でもあった
- 張榮發死去後、フライト中にクーデターを起こされ、董事長職を追われる、その後スターラックス航空を立ち上げる
興味がある人は創業者のWikipediaを見て欲しい。
台湾のエミレーツ航空を目指しているところなので、普通にサービス全般よかった。
子連れは大変だったが、空港は親切
今回は子ども(2歳半)の台湾への初帰省でもあった。
いろいろと大変だろうと思っていたがやはり大変だった。ベビーカーは子どもに拒否されるシーンも多かったが、乗らないなら荷物運搬にも使えたので持っていってよかった。折りたたみが便利なやつ。
夫婦で国籍が違うので特に出入国審査が大変だろうなと思っていた。が、これは杞憂だった。日本でも台湾でも、国籍以前の振り分けに、乳幼児連れの優先に案内されたので、並ぶのも少なかったし、夫婦で別れて手続きしなくて済んだ。
出入国審査以外も、空港は万事子連れに優しかったので助かった。
渓流釣りに行った
台湾についた翌日、朝5時前に起き、妻のお兄さんに渓流釣りに連れて行ってもらった。
いわゆる延べ竿で、餌はパン。黙々と投げて上流から下流に流し続ける。
アタリはそこそこある。フックさせるのはムズい。結果としては3匹連れて、1バラシ。バラしたやつが一番でかかった。
数時間やっていると、手に乾いたパンがこびりついてきていて、芳しい匂いが漂ってくる。不思議な気分になる。
宜蘭に家族旅行に行った
普段は妻実家の基隆と台北でほとんど過ごしているが、今回はちょっと遠出した。
妻のお母さんと兄姉家族と宜蘭に行った。止まり先のヴィラではのんびりできたし、ウロウロできて楽しかった。
基隆のバーに行った
妻の義理のお兄さんと基隆市内でバーに行った。1軒目は行ってみると年齢層が若いバーで、「基隆にこんなに若い人いたのか…」と2人で失礼なことを言っていた(2人とも基隆ではだいたい妻実家にしか行かなくて顔を合わすのは親世代ばかりなので)。
年齢層の若いバーではあったけど、小綺麗だしカクテルもよかった。
創作系のカクテルを頼むと、グラスの縁には塩かと思いきや白胡麻がついていた。そういう感じだけど、味は普通に良かったし、バーテンダーの感じもよかった。
そのあともう一軒いったウィスキーバーも700本のウィスキーが置いてあって迫力があった。
ちなみにバーで飲むことに関しては、日本よりもいくらか高い雰囲気だった。円安と世界的なインフレの影響を感じる。
台北あれこれ
写真あんまりとってないけど手作り市とかにも行ったりした。
元電気街にあるスケートボードコーナー。
妻の友人家族たちとプレイエリア付きのレストランに行ったりもした。子どもをほったらかせて気楽。
友人たちの旦那テーブルでボソボソと会話していた。この会に限らずなんだけど、真面目に会話をしようとすると語彙の乏しい中国語は全く出てこず、錆びついた英語のほうでどうにかしようとしてしまう。かといって英語の方も錆びついており、苦労しながらしゃべることになる。
中国語の勉強をすすめても、どこまでいっても錆びついた英語を超えられないんじゃないかという危惧がある。
ちょうど妻の友達のアーティストが展覧会に出展していたりもしたので、見に行った。全部炭でできてる。
台中旅行
家族3人で台中に2泊3日行った。
妻が「台中は金持ちとヤクザが有名」と言っていて、ヤクザの方はわからなかったが、金持ちは垣間見えた。
台中国家歌劇院(略称がNTT)から撮った写真。ビルはだいたい全部高級分譲マンション。なぜかベランダから青々と木が伸びているのがちょいちょいある。
台中の夜市。夜市はだいたい寺の参道かなにかの屋台が元々だというふうに聞いていたが、新興都市の台中ではそういうゆかりはないらしい。
東海大学。路思義教堂を見たかったが、残念ながら補修工事中だった。
その他
妻のお母さんの料理はいつもうまい。
失敗だったのは蚊対策を忘れたこと。とにかく毎晩のように刺されまくってつらかった。
あと、全般において写真を取り逃している。