週末、祖母の法事で福岡に行っていた。
前に法事に行ったのはいつのことだったか。意外と遠くもないという話もあるんだが、忘れている。Tシャツではない程度にカジュアルな格好で行ったが、数珠とかそういうグッズの存在は忘れていた。
法事中、子どもは意外と許容範囲に大人しくしていた。台湾人の妻は焼香とかよくわからんと遠慮がちだった。焼香についていえば妻以前に、なぜか親戚に何人かが豪快にドバッと香を燃やしていて、「煙、出過ぎでは?」と思っていたんだけど、やはりみなそう思っていたらしい。
祖母にとっては最初の孫で、従兄弟は一回りとまではいかないが年下ばかりで、印象が5歳だか10歳ぐらいで固定されているのでアラサーの従兄弟をみると不思議な感じがする。
親の実家が祖父母が亡くなって売り払われている。売り払われる前に誰か済むかという話があり、一瞬考えたことはあるんだが、そこで手を挙げなかったからいまの人生をやっている。そういうわけで普通に家族でホテルに泊まった。
街中に泊まって夜は屋台でもという案もあったが、今回はぼくの希望で海辺にした。マリノアシティというと、昔祖父母宅に遊びに来たときになんどか連れてきてもらったなという薄い記憶がある。なにかおぼえているかと言うと何もおぼえてはいない。
ホテルは居心地が良かった。だいたい旅行に行くと子どもが寝たあとに妻と酒を飲んでいるけど、今回は妻が寝かしつけながらそのまま寝てしまった。酒を買うのも忘れていたのだが、ベランダで海をみながら小一時間ひとりでぼーっとした。
最近自覚的だが、景色をみながらぼーっとするのが好きで、最近やれていないが釣りを良く思っているのもほぼこれなんじゃないかと思う。
金があったら景色のいい別宅が欲しいななどを思ったりしたが、AirBnBであれこれ物色したり、あるいはたまに夜景をみに車を出したりするぐらいのほうが第一歩としてはよさそうだ。
旅行の帰り頃になると子どもがうだうだいい始め、やはり二度と子連れで旅行など行きたくないと毎度のごとく思っている。