本年、花粉症デビューいたしました(『吸入系』スギ花粉)。
もう随分前から「春になると鼻炎がひどいな」、とは思っていたのですが、「認めたら負け」だと思い、「季節の変わり目の鼻風邪」だと周りに、いや自分に言い聞かせてきました。
しかし、この1,2年に至っては、気のせいか、目のかゆみもおぼえるようになり、「いよいよ引き際を考えないといけないな」という時期ではありました。
そして、2月の末ごろ、風邪をこじらせて医者に行った折、頭痛と寒気で弱り切っていた僕は、ついに負けを認めるべく、医者にアレルギー血液検査を「ついでに」依頼するに至りました。
以来、仕事に行く際には、毎日マスクをするようになりました。
しかし、しかしです。僕の心ははまだ完全には負けを認めることはできていないのでしょう。
天気の良い休日の昼下がり、窓を開け放って、溜まった洗濯物を干し、掃除をしていると、その想いは強くなります。
僕の症状は軽度なのかも?
花粉症は治ったのでは?
僕と相性の悪い花粉は少ないのでは?
検査は本当に正しいのか、疑陽性ではないのか?
そうして少し大胆になった僕は、近所のスーパーに行くときぐらいは、マスクをせずに、外の空気のうまさを噛みしめながら、大きく深呼吸をしているのです。
スーパーについてから出た鼻水は、冷凍品コーナーに立ち寄った寒さ由来のものだと信じて、まだ完全な負けを認めるわけにはいかないのです。
ところで『吸入系』って、H○NTER×HU○TERの念能力っぽくないですか?