ぼくが世間一般で言われるところの変なプリントTシャツの収集癖がある、ということはあまり疑う余地がないことであると思う。
このTシャツは随分前に買ったが未だ日常的に着ているし、思い出深いものなのでたぶん5枚から10枚ぐらいは人にプレゼントしている。
タイ旅行は食事が口に合わず辛かったが、Tシャツとの出会いだけですべてがプラスになった。タイに限らずTシャツの購入は旅行の主目的と言える。
だいたい毎年海外のSUZURIみたいなサイトで人から見ればろくでもないプリントのTシャツを何枚も書い続けている。
それで、最近インターネットでAI画像作成ツールのmidjourneyの話題を見ていてふと気づいた。これを使うと自分で理想のプリントTシャツを作れるのでは?早速30ドル課金していろいろ作ってみた。
結論から言うと、ぼくの求める理想のTシャツには全然かすりもしていない。midjourneyの使い方を掴みきれていないというのもあるかもしれないが、どちらかというと自分の好みを言語化できていないということのほうが大きい。
suzuri.jp
Ink painting alien cat
水墨画風は未開拓エリアとしては悪くないが、好みかと言われると微妙。
suzuri.jp
cyberpunk terrible vampire cat
悪くない。たぶん店に並んでたら手にとって悩むと思う。でも好み的にはちょっと惜しい。たぶん悩んだ末に買わない。
suzuri.jp
Cubism potato salad
これはいい線いってる。買うかも。というか多分、もう少しいろいろ作った後に買う。送料は抑えたいので。キャラもののほうが好きな傾向はあるけど、料理モノも結構好きなんだよな。これはいい気づき。
suzuri.jp
いまのところ一番イケてるのはこれ。Tシャツもあるんだけど、クッションのほうが正方形が活きていてしっくり来る。これはpromptがまったく狙ったとおりに働かずに偶然できたやつ。
pop art japanese housewife destroy her piano with a golf club
こういう感じで、ポップアート風に日本の主婦がピアノをゴルフクラブでぶっ壊す絵がほしかったのだけれども、出来上がったのは意味不明の抽象画だった。ゴルフクラブどこいった?
そういう感じで、感触は得られているのだが、そんなに簡単にゴールにたどり着けるものでもない。discordで流れる神イラストっぽいものを見ていると、異常なディティールがpromptされているんだけど、ぼくにはそもそも自分が欲しい物の細かいイメージなんてものはない。どちらかというよよくわからないところから飛び込んでくる出会いのほうが好みであって、そういうのは案外短いpromptからサクッと生成されてきたりする。普段のTシャツ探しでも、threadlessをほとんどキーワードも絞らずに虱潰しに見たりしているので、あながちそういうものなのだと思う。
とりあえず思いついたそばからmidjourneyで作ってSUZURIにあげていこうと思っている。ぼくと好みが近い人、あるいは近くないけど何かよくわからない出会いを求めている人はフォローしてください。