日曜日から唐突に始めたAI画像生成のmidjourneyで理想のTシャツを作る活動。けっこうハマっている。
初日の時点では、「あんましっくりこんなぁ」だったのだが、色んな意味でペースが掴めてきた。週末までやり込んでまとめ買いしようと思う。
詠唱スタイル
日本語記事でもよくpromptの方法論として解決されているのは、長々とスタイルやディティールを記述する方法が多いように思う。
ぼくのTシャツ作成においては、あまりこれはやっていない。どちらかというと、不意に思いついた荒唐無稽なワードの組み合わせを短文で突っ込んでいる。
凄くシンプルな例でいうと"udon explosion"や"funky cats ska band"
1973年海上うどん爆発事故 / ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )のスタンダードTシャツ通販 ∞ SUZURI(スズリ)
ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )の【ネコスカバンド】という名のデザイン ∞ SUZURI(スズリ)
ふっといい言葉の組み合わせを思いつくと、スタイルの指定とかが特になくてもいい感じの画像が返ってくる。いい感じというのは、期待してたという意味ではない。うどんのほうは椀から爆発しているようなイメージを持っていたが随分違ったし、ネコのほうもリアル路線のような気がしていたが、かなり味のあるやつが返ってきた。
ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )の【カワイイポテトサラダ】という名のデザイン ∞ SUZURI(スズリ)
小難しい詠唱をしないといけないイメージをmidjourneyに持っている人は、それは一つのスタイルでしかないので、気楽に使ってみてほしい。
いつ作っているか
ぼくは今週お盆休みとかではないので、普通に仕事をしているのだが、意外とこの2日にもどんどこTシャツを作れている。もちろん楽しいので時間はとっているのだが、スキマ時間でやっていても1日2−3枚ぐらいは作れてしまう。
朝食でパンを齧りながら、ふと思いついたフレーズをDiscordで送信する。子どもの世話とかもあるので、その場では確認する余裕がなかったりするが、特に構わず送信だけしていく。
ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )の【絶対に目を合わせてはいけないタイプの犬】という名のデザイン ∞ SUZURI(スズリ)
その後家事を済ませたりして、デスクについて仕事を始める前に5分か10分あれば、midjourneyが返してきた結果をみて、いいやつを切り出してSuzuriにアップする。
これは詠唱スタイルともあっていて、短いフレーズなので長時間集中する必要が一切ない。逆に思いつこうと思ってもなかなか思いつかないので、不意に思いついたときにメモするぐらいのほうがいい。
ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )の【ルネッサンス期のゾンビ男性貴族の肖像画】という名のデザイン ∞ SUZURI(スズリ)
ちなみに、アップ作業するときに、V1-V4のバリエーション生成はやってはみるものの、思うようにいかずに外れていってしまうケースがほとんどになる。結局Tシャツにする際には、ほぼほぼOriginalの4枚からセレクトしている。
ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )の【概ね諦め】という名のデザイン ∞ SUZURI(スズリ)
かなり短時間かつスキマ時間でやれる趣味なので、時間がなくて困っている人にもおすすめ。
Suzuriのアイテム選び
ぼくの関心における最終成果物はTシャツなので、画像が生成された時点ではまだ満足できない。Tシャツとしてハマってこそ意味がある。
ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )の【ゴルフクラブでピアノを叩き壊す主婦】という名のデザイン ∞ SUZURI(スズリ)
やってみて気づくのは、単に素材の画像が90点ならTシャツも90点になるかというとそうではないということ。上下する、というかどちらかというと下がってしっくり来なくなることのほうが多い。
ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )の【キュビってるポテトサラダ】という名のデザイン ∞ SUZURI(スズリ)
端的に言うと、デフォルト色の白地は結構絵の色というかトーンを選ぶ。じゃあ他の色にすればいいかというと、白以外はそこそこ画像に対して干渉してくる感じがある。
もちろん、別にSuzuriでは買う人が色は指定したらいいのだが、少なくとも自分なりに納得できるデフォルト色を設定はしておきたい。自分のために作っているので。
ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )の【ZEN CAT】という名のデザイン ∞ SUZURI(スズリ)
"cubism potato salad"みたいな枠があるのはそれなりになんでもハマるのだが、キャラクターのポートレートとかだと、背景色が邪魔になりがち。そのあたりのクリアにする技法を身に着けてもいいのかもしれない。
この点については、一つの突破口が見えている。それはフルグラフィックTシャツにすること。
絵としてはバッサリ削ることになるので、どうかなーと思っていたが、ほぼなんでもハマる。キャラクターのポートレート系なんかは、実は左右が落ちてもほとんど見栄えが維持できる。
ルネッサンス期のゾンビ王侯貴族の肖像画 / ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )のフルグラフィックTシャツ通販 ∞ SUZURI(スズリ)
海の底から噴き出るポテトサラダ / ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )のフルグラフィックTシャツ通販 ∞ SUZURI(スズリ)
どうやってフレーズを増やすか
基本的には思いつきの世界だけど、とはいえstyleの語彙は増やしたほうが良さそうだし、ゾンビとネコばっかり作っているのもどうかなとは思っている。
ミネムラコーヒー ( minemura_coffee )の【悪魔と踊れ】という名のデザイン ∞ SUZURI(スズリ)
美術に関する浅く広い知識があれば、もっとstyleの幅が広げられそうだ。ツールやチートシート的なものから見てもいいんだが、もう少し遠回りして感性を磨きたい気もしている。この"african painting dancing zombie"がまさに昔のうっすらした『ギャラリーフェイク』の知識から思いついたやつで、この出来には満足している。全巻買って再履修すべきだろう。
対象物を広げる方については、これは生活の中で地道にやる他ない。映画とかドラマを見ていると、拾いたくなるものがあるはず。とはいえ、まだまだ作りきっていないと思うので、これからもポテトサラダとかゾンビの描き方を追求していくつもりではある。
ハイペースで作っていくと思うので、SUZURI/Twitterでフォローしてください。なお、まだ全く売れてません。売れた!ありがとうございます!!
買ってください。
今日の新作、ポテサラ・オブ・ザ・デッドです。
— ミネムラ珈琲@ITラノベ『転生したらスプレッドシートだった件(技術評論社)』著者 (@minemura_coffee) 2022年8月17日
昨晩夜中に思いついて作ってたやつです。 #midjourney https://t.co/kRv4PxiNSm #suzuri