ミネムラ珈琲ブログ

さすらいのコーヒー屋/Spreadsheets小説家/WEBサービスディレクターの日記

レッド・デッド・リデンプション2で善悪の彼岸について考えている

ここ1ヶ月ほど、ずっとレッド・デッド・リデンプション2をやっている。

うっかりネタバレを書くかもしれないけど、そこまで気にするようなことは書かないかもしれない、自己責任でどうぞ。

レッド・デッド・リデンプション2【CEROレーティング「Z」】 - PS4

レッド・デッド・リデンプション2【CEROレーティング「Z」】 - PS4

一応書くと開拓時代のアメリカが舞台、主人公は無法者の集団、ギャングと呼称するとどうにも禁酒法とかもう少し進んだ時代を想像してしまうが、とにかく馬で走り回って列車や銀行を強盗したりする。

主人公が属するダッチギャングは、粗暴なギャング集団の中ではハートフルな感じが少しある。絆を感じる描写も多いし構成員の子供も守られている。

ストーリーの中でも様々な組織的犯罪行為をやるんだが、オープンワールドで自由度が高いので人通りのない道であっても街なかであっても、金品を奪ったり暴力を加えたり、個人的犯罪行為をやり放題だ。

しかしいざ個人的犯罪行為に手を染めようとするとできない。通報されて、法執行管に追われるのも怖い。こういうのはストーリーの中で学べる、というか恐怖を刷り込まれていて、行きがかり上仕方なく殺した現場からストーリーを出た途端、通りがかった人に通報されて法執行官に追い回され、崖から転落。馬を蘇生することもできず走って逃げるが、スタミナが尽きて追い詰められ、死ぬ。そうやって法の恐怖を刷り込まれる。

その一方で常に犯罪を推奨される。列車の横を通ると並走して乗り込めば強盗ができると機械的にナレーションが出せれる。先に売ってきたのは向こうだっていうのに、行きがかり上殺してしまった死体の持ち物を漁ると通報される。常に言い訳も提供される。大抵の場合、先に撃ってきたのは向こうだ。おれは悪くない。

ストーリーが進むにつれ、リーダーのダッチはどんどん狂ってくる。映像がリアルなだけに、受け取る心情もリアルだ。

昼過ぎからはずっとレッド・デッド・リデンプションをやっていた。最近のダッチはもう完全にイカれてしまった。病気のおれはどうしていいかわからず休ませてほしい気持ちとやけくそが入り混じって言われるがままに人を殺している。

グリッドマン、荒野の無法者、カニコーセン、無為な休日 - ミネムラ珈琲ブログ

そうやって狂っていくダッチを見ていると、もう本当に勘弁してくれ、強盗はこれを最後にさせてくれ、そう思いながらもとにかくやけくそで人を殺し続けることになる。善人ぶった気持ちが芽生えながらも、ストーリー終盤に向けて加速度的にたくさんの人を殺し続けるようになる。これが最後、これが最後だと思いながら銃を撃つ。

ストーリーを終えたあとの牧歌的な生活、もう絶対に悪いことはしない。そう思ってトラブルを避ける、むこうが撃ってきても逃げる。困っている人がいたら助ける。家族を大切にする。汚れた金はいらない。人を殺しまくってたどり着いた生活で、なぜかそういう倫理観が形成される。

レッド・デッド・リデンプション2【CEROレーティング「Z」】 - PS4

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そう書くとぼくが根っからの倫理的な人間のようだが、2週目はそうではなかった。せっかくの無法者オープンワールドなのだから、悪いこともしてみねばならんだろう。そう思って2週目は個人的犯罪にも手を染めてみるようにしてみた。

これは意外と難しい、目撃者を出さないように犯罪を完遂するのは難しい。そうやって思いついたのは投げ縄を使う方法だった。

通行人に縄をかけて人気のないところまで引っ張っていく。そうやって縄をかけて馬で引きずるだけで殺してしまうんだけど。まあそうやって投げ縄殺人犯をやったりしていた。

これはおどろくほどお手軽な犯罪だった。ことは一瞬で終わる。中でもないから警戒もされないし、目撃者も出ない。汎用性も高い。列車を追いかけて、後ろに立っている乗務員に縄をかけて、引きずり下ろし、そのまま走り去る。一瞬縄をかけただけで殺しもしない。ただのたちの悪いいたずらだ。

最初は楽しいし、なれると法執行官なんて大したことはない。しかし、すぐに飽きた。いまは全てが終わった世界で黙々と牛の乳を搾ったりしている。

レッド・デッド・リデンプション2【CEROレーティング「Z」】 - PS4

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