ミネムラ珈琲ブログ

さすらいのコーヒー屋/Spreadsheets小説家/WEBサービスディレクターの日記

『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』あまりにも、あまりにも良い小説

なんでこの本買ったんだっけ、プライムデーに欲しい物リストに入っていたから買った。はてブで検索すると、基本読書さんを見たからだということがわかった。

これは本当に面白い、全人類読んで欲しい。しかしあまり感想を語りたくない。なんの前提も知らずにうっかり読みはじめてそのまま最後まで突っ走って欲しい。幸いにもぼくは以下の記事を3月末に見て、そのことをすっかり忘れた状態で読むことができた。

huyukiitoichi.hatenadiary.jp

本当に異常な傑作だ。どういうジャンルですか?ということについてもあまり書きたくはなくて、とにかく面白いから読んで欲しい。

もし支障のない範囲でこの魅力を表現するなら、少しの引用をもって、この異常な表現力とリズム感を感じて欲しい。

教師、生徒、女、子ども、年金受給者、見知らぬ通行人からボクサーに空手家、はてはヤクザに警官まで、兄の暴力は徹底した平等主義に貫かれ、見境がなかった。その上、完璧主義だった。一度はじめた暴力は、 完膚 なきまでに相手を痛めつけるか、自分がやられて動けなくなるまで止まらない。そんなポリシーは、金をもらったって要らないと、わたしは思う。

kindleのハイライトをコピペしたけど、改行がなくてもリズムで勢いよく読める。

雅江さんは仏滅みたいな顔でそう告げ、音もなく洗面所を去っていった。 「辛気臭い奴」  聖美ママが十三日の金曜日みたいな声で吐いた。

仏滅みたいな顔とは、一三日の金曜日みたいな声とは。 疑問を解消する必要はない。買って、読みましょう。

ぼくは著者 呉勝浩さんの本を次に何買おうか今考えています。