ミネムラ珈琲ブログ

AI画像Tシャツ屋/ITラノベ著者/さすらいのコーヒー屋/WEBサービス開発チームマネージャーの日記

ライブハウス寄席と別役エッセイ同好の士

日曜日、Facebookをみていたら不意にアバンギルドで寄席があるということに気づき、見に行ってみることにした。仕事帰りに行ける時間だし、酒が飲めて飯が食えるアバンギルドは気安い空間だ。かねてから落語を聞きに行ってみたいと思っていたので年の初めに良い機会だ。

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ぼくは浅く広くではあるけど、コーヒーに、釣りに、小説書きとそこそこに多趣味な人間だと思っている。しかしライブパフォーマンスの趣味というのがない。ザックバランに通ってTwitterを運営していたりするし、芝居とかもたまに見たりはするけど、いまひとつ自分がやるかというとそうはなっていない。

そんな中でひとつ、いつか手を付けたいなと思っているのが落語だった。別にさほど見ているわけでもないけど、30前後の大人がなんとなく憧れたっていいはずだ。なにせ100年ぐらい生きないといけないと言われる時代だし、ぼくは機械の体を部分的に手に入れて200年ぐらいは生きる気でいる。まだ2,3個は荒唐無稽に夢見てもいいはずだ。

そういう意味で今日落語を生で見てみるという一歩を踏み出すことができたのはすごく良かった。京都ではこういう感じの会がちょくちょくあるようだし、これを機に顔を出していってみようと思う。

それで寄席はとてもおもしろかったんだけど、その後喋られていた方と飲んでいたら、別役実エッセイファンで意気投合してしまって、振り返ると完全なオタクトークで盛り上がってしまった。あの本のあの節がいいとか、出会いはなんだとか、名場面を復唱して盛り上がるとかそういうやつだ。ぼくもちゃんと数えているわけではないが、6,7割ぐらいのエッセイは持っているつもりだったが、戯曲も含めてほぼほぼ持たれていると聞いて思わず「師匠!」と呼んでしまった。

ぼくは演劇をやっている人間ではないが、別役実に出会わなかったら今のぼくは今のぼくではないと思う。落ち着いて考えると、転生したらSpreadsheetだった件みたいに、とうとうと実在する個人・組織名ででたらめを書くというのは別役実の影響を受けてやっているのだと思う。そして受けてしまった影響というのは引き剥がすことができない。

kakuyomu.jp

別役エッセイはとにかく中古ばかりで手に入れるのが困難という話をしていたが、改めて探してみるとkindle版でも犯罪症候群はでているようだった。

犯罪症候群 (ちくま学芸文庫)

犯罪症候群 (ちくま学芸文庫)

そしてこれはぼくがちょうど持っていないエッセイだったので、いま買った。最近収集をサボっていたが、やはりもう少し頑張ら粘らない。本棚を見返すとまばらに置いてあるが、持っていたはずだけど見当たらない本がある。貸したのだろうか?だれかぼくの『満ち足りた人生』持ってませんか?持っていたら教えて下さい。返せとはいいませんから、教えてくれるだけでいいんです。教えてくれるたら日々の暮らし方を贈呈してもいい。中古でしか手に入らないのが残念だ。ぼくが持っているのも10年以上前に買った中古だ。最高傑作にして入門本でもあるので、騙されたと思って買って欲しい。騙されたと思ったらぼくに文句を言ってもらって構わない。その時は潔く謝るしビールぐらいはおごるから。