ミネムラ珈琲ブログ

AI画像Tシャツ屋/ITラノベ著者/さすらいのコーヒー屋/WEBサービス開発チームマネージャーの日記

34歳にして初めて結婚式に出た…

なぜだかわからないが結婚式というものにさっぱり呼ばれない。「ご祝儀ラッシュ」みたいな言葉がマウントに聞こえる。

本当に出たことがないのかは定かではない、物心まともに付く前に親戚の結婚式などに出ている可能性も1件だけあるが、古い記憶を極端に持ってないタイプの人間なので、ぼくが生まれた以降に結婚した親戚が存在しているという事実だけで類推している。

2次会は2,3回ぐらい出たことがあると思う。

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離婚しているので呼ぶのに縁起が悪いみたいな言い訳があるかもしれないが、それまでも呼ばれたこともないのでこの言い訳は怪しい。

そういうわけで、随分古い知り合いからのお誘いだが行ってきた。服装、ご祝儀、作法、あらゆることがなにもわからない。会場到着直前に、急にご祝儀袋に書くのが自分の名前じゃなくて祝う相手の名前だったのか不安になってググった。

出てみると思うのは「映画で見たやつだ」という感想。日本の映画・ドラマだとだいたい披露宴がメインになっているので、教会で新婦が出てくるやつ(なんて呼ぶのか知らない)の存在を会場に入るまで忘れていた。『卒業』とか『ウェディング・クラッシャーズ』を思い出す。

ちなみに余談だけど葬式については中学ぐらいの頃に出たことがある。教会で、親族としてスピーチをしろと言われたので、映画で予習したとおり「祖父は〜〜な人間でした。しかし、私の知っている祖父は〜〜」ってやったら、あとで牧師が「おじいちゃん!さみしいよ!!!」って泣くのを期待してたと聞いて、ムカついた。洋画の見過ぎだ。

披露宴は、わりとスタンダードに日本の映画で見るやつだなぁと思いつつ、友人の新郎を肴にガハハと酒を飲んでいた。久々に着るスーツが、かなり痩せていた頃のものなので、物理的に食べすぎると死ぬ。披露宴の食事ってあまりうまくないものだというイメージがあったけど、この日はかなりうまかった。酒もうまかった。

友人はガチガチで披露宴が始まる頃には目から生気が消えかかっていたが、幸せそうではあった。これまでの人生で出席した結婚式のなかで一番良い式だった。