土曜日の話。
昼過ぎ、観光風情な町並みを抜けて松林を釣具持って歩く。狙うのはキス。
世に言う名称だが、それは見下ろした時の話であってこうやって砂浜に立つと、まあ砂浜でしかない。おまけに曇っていて風もやや強い。風を受けて漂うトンビに警戒したりする。
これはおもいで。
釣果は上々だった。一投目から各自釣れはじめる。ただし足元に漂う藻がひどく、最初の釣果は藻の隙間に垣間見えるぐらい。これに苦戦した。投げるたびにテンビンと針にどっしり藻が引っかかって帰ってくる。
藻によって針から外れてしまっているという仮説が提唱されたので、それならばと足元付近まで近づいたら竿を立て、さっさと仕掛けを回収する作戦に出る。これはわりとうまくいった。
個人的に良かった点でいえば、濡れてもいいことにしているデッキシューズを素足で履いて短パンで臨んだので、早期の仕掛け改修がやりやすかった。
最終的にぼくの釣果は12,3匹ぐらいで、全員が10匹前後釣れたので30匹前後の釣果。
帰る前にすこし町並みを覗いたが、キスが浜辺から離れていくのと時を同じくして、観光客もどこかへ消えたらしい。店もほとんど空いていない。空虚だ。
この魚を労働によって食材に変えます。
昭和的な地道な労働風景です。
天ぷらはうまい。
- 出版社/メーカー: 昭和産業
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る
この粉を利用することで卵が不要、卵によって生じるダマもない、という喜びもあった。
キス釣りは楽しい。