昨日の夜、彼女が面白いらしいというので二人で見ていた。
離婚プロセスに戸惑い、子の親としてのこれからに苦悩する夫婦の姿を、アカデミー賞候補監督ノア・バームバックが、リアルで辛辣ながら思いやりあふれる視点で描く。
ぼくも3年ほど前に離婚している。子供もいなければ資産というほどのものもなく、特に裁判とか調停とかそういうものとは無縁だったがそれでも正直結構ダメージを受けた。なんだかんだでそのころしんどかったことなどを思い出してしまって、作中で妻が子供をつれて引っ越してのあれこれとそのやりとりとか見ているときつかった。
世の中のドラマや物語とは向き合っていきたいと思っているが、これはちょっとだめだった。帳尻を合わせるためにその後2時ぐらいまで一人でコメディドラマを見続けて、そのままソファで寝た。