毎年ブログに一年の振り返りは書いているが、今年はかつてなく早く筆をとっている。今現在12月4日。
たいてい年末になって慌てて書き始めたりギリギリやっつけたりしているのだが、今年は浮足立っている。忙しくて今書かないと書けないままになるんじゃないかという危機感かもしれない。あるいは根源たる振り返り欲みたいなのがあふれているのかもしれない。しらんがな。
最近はあらゆることが守りに入っている。仕事も生活も趣味も、これまでの延長線上を順調に歩いていて、新しいことに踏み出せていない。そういうわけで来年は飲酒に限らず、攻めをやっていきたい。そういう気持ちの第一歩で、先日Oculus Quest2を買ったのだ。 2021年振り返り - ミネムラ珈琲ブログ
去年のことを思い出すとやはり忙しいと言っていて、加えて新しいことをやりたい欲がうずうずとしていた。なおOculus Quest2はほとんど倉庫にしまわれたままになっている。
実際のところ昨年末から年初にかけては、現在の生活全般に対する飽きみたいなものが限界にきていた。手っ取り早く飽きを解消しようと思って仕事を辞めようかと思った。なんせもう6年以上やっているのだ。一度3年経って折返しで異動しているが、そこから3年を過ぎて4年目になっている。この先に折り返しか休憩地点かゴールがあるのか?
上司にも「2022年は辞めるかもしれません」と言い始めていたし、妻にも「ぼちぼちはてな辞めると思う」と言っていた。こんなことを書いていると、チームメンバーには申し訳ないなと思うが、「昨日カジュアル面談したけど面白かった」みたいな話がふつうに出てくるチームでもあるので、カジュアルに自己開示していきたい。
そんなところからスタートした2022年だったが幸いにも踏みとどまった。会社と無関係なところから流れ弾的に人生に新しい要素が出現してきたからだ。
1月某日、友人に誘われて飲みに行った。一応、ぼくの古巣である広告・マーケ界隈のつながりではあるのだが、コロナ以降に壊滅した界隈の飲み会コミュニティからギリギリ勃興した深夜のゲーム会でひたすら地球の防衛をやっていた仲なので、ゲーム仲間といったほうが限りなく正しい。
その際に彼ともう一名の共通の知人がやっている仕事に副業で誘われた。ありがたいことだが、仕事についてはゲーム中の雑談程度にしかしていないので、アリとエイリアンの大群にボコボコにされながらも粘り強く作戦を考えて諦めずにトライするEDF隊員としての姿勢を買われたということになる。
実際には夏ぐらいから少しずつかかわり始めたのだが、そういう新しい仕事要素が出現したことで新しいことしたい欲が満たされた。結果として上司からは「辞める話どうなったの」って聞かれて「やっぱ辞めません」みたいな非常にめんどくさい部下振る舞いをしている。
そんなこんなをしていたら、チームの方も新しいフェーズに入って盛り上がってきたので、当面は進退を考えなくて良くなった。いわゆるキャリアの踊り場を素通りできたと言っていい。
仕事のほうはそんな感じだが、趣味方面でも新しい動きがあった。AIだ。
8月にシュッとはじめたTシャツ作成だったがすぐに手元にやってきた。9,10月と寒くなる前は実際自分で作ったTシャツを着回すことができて大変満足だった。
なぜかスピード展開でテレビで紹介されるところまでいってしまった。来年の夏にむけてレパートリーを増やしていきたい。
が、結果として全体感としてどうだったかというと、やはり趣味方面はかなり手薄になった。昨年にも忙しい。子育てのこともあるが、やはり仕事、いや金を稼ぐことに時間が割かれている。
そもそもまずもって去年からして仕事はシビアだった。
2月までは、とにかくでかい仕事のリリースに向けて計画的に神経をすり減らしていた。
3月頃は反動、というかもはや不可抗力でさすがにちょっと休んだけど、じゃあそのあとどうなったかというと、地味に忙しい日々がずっと続いた。段々と悪化している傾向もある。
しかし、悪くないこともあり、去年の仕事が報われたりもしていた。はてなインターネット文学賞の大賞受賞者が受賞作をきっかけに書籍デビューした。企画者冥利に尽きる。
こういう生活が理想状態かというと、やはり程遠い。なぜこんな事になっているのか。会社的にも、比較的無理しない選択を尊重されやすい会社でもあると思うので、「おいらもっとのんびりしていたいんすよ」とか言ってもいい気はする。副業も楽しいのは楽しいが、生きていく上で必要でもない。全般的に人生のリソースコントロールに失敗しているのではないか。
やはり念頭には住宅ローンの事があるなと思う。もともと預貯金ゼロ、宵越しの金は持たねえみたいな感じで生きているので、数千万の借金が出現していることには若干の不安を感じている。ものぐさな性格なのでまっとうな仕事をあと30年続けられる自信はまったくない。ていうか絶対無理だ。悪いな京都銀行。
なので10年以内ぐらいでポンと返し終わるシナリオを考えている。ポン、というかボンッぐらいがいい。あまりの勢いに京都銀行の支店の前を歩いている人々がよろけてコケてしまう。そのぐらいの勢いがほしい。
会社の持株会廃課金勢なので、そいつに火がついてぼくの債務をすべて焼き尽くすか、あるいは副業のビジネスが軌道に乗ってくるということを皮算用している。
そういうことを考えた結果何が起きているのかというと、日々仕事を優先している。バランス感覚としては、2−3年ならいいけど、これを5年やってしまうと良くないなというようには思っている。
来年はもう少しバランスを意識したい。バランスのために必要なものはなにか?仕事を頑張らないというフレーズはおそらく機能しない。住宅ローンがオレの尻を炙っている。
必要なのはリソースマネジメントだ。自分の仕事をいかに分散して任せられるか?ちがう、そんな綺麗事ではなくて要するにカネを確保して採用やリソース確保闘争を勝ち抜けるか、そういうことに人生がかかっている。
最近は採用にもちょいちょい顔を出しているのでよろしくおねがいします。マネージャー(ディレクター)応募お待ちしてます。
あと、振り返しで宣言したことはそこそこ意識して生きているので、もう一つだけ。2023年は健康を意識したい。といっても酒を控える気はない。運動をしよう。リモートワークで身体がなまっていることもあるのだが、今年は一つ厳しいことがあった。
結婚式で2-3年ぶりにスーツを着たのだが、めちゃくちゃきつかった。限界。つらかった。たしか8年前ぐらいにオーダーで作ったやつなんだけど、こんなことではいけない。これをどうにかしたい。
なお、書き終わったのは12月31日。今年もお世話になりました。2023年もよろしくお願いたします。以上。